2020年のコーヒーBEST10 入江編
「2020年カフェテナンゴのコーヒーBEST10」をYouTubeライブ配信で発表しました。
ご視聴ありがとうございました。
こじまらご、に続き私のベスト10はこのようになっております。
1位:エル・インヘルト農園 イエローナンセ ナチュラル (グアテマラ)
2位:エル・インヘルト農園 イエローパカマラ (グアテマラ)
3位:エル・インヘルト農園 エル・タンケ (グアテマラ)
4位:ディビナ・プロビデンシア農園 (エルサルバドル)
5位:ピエサン農園 ゲイシャ ホワイトハニー (コスタリカ)
6位:ママミナ農園 (ニカラグア)
7位:ラ・ウエジャ農園 イエローパカマラ ナチュラルアナエロビコ(ニカラグア)
8位:ラス・マリアス農園 (ホンジュラス)
9位:サン・フランシスコ1900農園 ホワイトハニー (コスタリカ)
10位:バレンタインブレンド/エル・インヘルト農園 イエローナンセピーべリー
このBEST10本当に難しいと思います。単純にフレーバーの量や複雑さといったものを評価するとおそらく、エル・インヘルトを筆頭とする高級豆が支配することでしょう。
ただ、それでは面白くないので、私の好みもここにプラスされています。ナチュラルで好きなもの。それぞれの国で一番印象的だったもの。それらを書き出してから、10位までのランク付けをしたという感じです。
1位の「イエローナンセ ナチュラル」これはまさに、2020年のバレンタインブレンドの味の素でした。単純にイエローナンセとナチュラルの豆を合わせてみたいというのが始まりで、実際にイエローナンセを少し浅めに焙煎したものとナチュラル精製の豆が配合に使われていました。そして、「イエローナンセ ナチュラル」を購入したとの知らせを聞いたわけです。どれだけワクワクしたことか!
もともとナチュラル精製のコーヒーも好きですし、このコーヒーの味のバランスも良いです。ナチュラル精製の上品な発酵感とナンセの甘さが絶妙です。
2位の「イエローパカマラ」これは大粒品種の中で、味わいと面白さを兼ね備えているものということで選びました。初めての品種。エル・インヘルトのイエロー系品種の味の傾向も分いのかったのがよかったです。
3位の「エル・タンケ」これはエル・インヘルト農園の通常のブルボン種とは味わいが全く異なるコーヒーです。なめらかな質感と濃い果実感。コーヒーとしての厚みを感じる美味しさです。こちらも、量が少ないのでどこまで味の経過を見れるのかが、とても楽しみです。
4位~7位のコーヒーはトップ10にもランクインしていましたので、割愛してもいいかと思います。気になる方はYouTubeのアーカイブをご覧あれ。
8位に「ラス・マリアス農園」を淹れたのはなぜか?COEロットのパテプルマがあるじゃないか?と。そうなんですね。味わいでいうとパテプルマなんですね。(笑)
ただ、昨年のランキングにも登場しているパテプルマなんですよ。そしてこの、パテプルマからホンジュラスのパカス種が美味しい→ラス・マリアス農園が登場という流れがあるんですね。
このコーヒーも初めはパテプルマと比べてしまって、よくわからなかったです。ただ、焙煎を続けていると、パテプルマを思わせるフレーバーがあって美味しいんですね。パテプルマにはかなわないんですが。。。(笑)パカスの可能性をみたというところでランクインです。
9位の「サンフランシスコ1900農園 ホワイトハニー」これは、ピーチのような果実感とブドウのようなスパイシーな味わいが混ざり合っていてこれからが楽しみだというコーヒーです。昨年のカツアイ種のロットはブレンドに使用するとなかなか調和の取れないコーヒーだった印象があるので、今年のビジャサルチ種のロットはどうなのか?という研究対象になっているコーヒーです。現状ハイロースト、シティロースト、フレンチローストの焙煎度違いでほかのコスタリカより味変化が面白いなというのもランクインの理由になっています。
10位は努力賞枠です(入江の勝手な枠です。)初めて作ったブレンドバレンタインブレンドと、ピーベリーを自力で選別したイエローナンセピーベリーがランクインです。
とまあこんな感じで私はベスト10を選出しました。ほかのスタッフのランキングを見て、ハッとしたり、共感したり、これも毎年の楽しみですね。
他のスタッフのベスト10もぜひ見てくださいね。
それでは。
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