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ライブセミナーの前に。

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6/29(土)のライブセミナーは、「濃度とアイスコーヒーの味わい」についてです。 カフェテナンゴのアイスコーヒーのレシピは、濃度の濃いコーヒーを抽出し、それを氷に注いで急冷するものです。 レシピは、コーヒ豆:15g(ブレンドフカサワ 細かさ:ナイスカットミルの3番)で抽出量80gです。 蒸らし後2投で淹れるスタッフと3投で淹れるスタッフがいたので、それぞれ味に違いがあるのか?というのがはじまりでした。 まずは、計りに乗せた状態で、蒸らし後「2投」で抽出するものと「3投」で抽出するレシピを作ることにしました。 ■2投レシピ 粉15g 80g抽出      注湯量(合計量)  蒸らし:25g 1投目 :40g  (65g) 2投目 :45g  (110g) ■3投レシピ 粉15g 80g抽出      注湯量(合計量)  蒸らし:25g 1投目 :25g(50g) 2投目 :30g(80g) 3投目 :30g(110g) ここで問題が。 3投のレシピは、80gという少量をさらに3回に分けるので、お湯を注ぐスピード、1投毎の間隔の影響を受けすぎる事、選択肢が多すぎる事から、今回の検証には不向きだという結論に。(おいしく淹れられないということではないです。) ライブセミナーではわかりやすい様に2投レシピをベースに、1投目、2投目の間隔を変えて濃度と味の傾向をさぐっていきます。 好みの味に近づけるための参考になればと思います。 ご視聴おまちしております。 YouTubeライブセミナーはこちらからどうぞ。

紫陽花を撮っていたらコーヒーを考えていた件

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5月末に「そろそろ紫陽花の時期だな」と思い、そして気が付けば関東は梅雨入りしてどんよりした空模様の日がおおいですね。 「今年は紫陽花を愛でに行こう!」と決めていたのですが、毎日カフェテナンゴまで歩いて通っていると意外とたくさん咲いているぞと。 帰り路、撮れるだけ撮ってみました。     本当はあと倍くらいあります!(笑) 見つけたら撮るルールにしたので、カメラモードのまま歩くことになってしまうほど。 まわりにいた小・中学生から「あじさいおじさん」もしくは「妖怪アジサイトリ」とよばれ、恐れられることでしょう。 紫陽花といえば、土のphで花の色が変わるとされていますが、全部が青かったり、同じ場所に咲いていてもグラデーションになっていたり。主に青から青紫のものが多く、庭先に植えられているものは真っ赤で奇麗なものも。 花の色と土のphとの関係をみていくとおもしろそうだなと思いました。 おそらくphを調べていくと、花の色との関係は「ある程度」わかるのでしょう。 ここから少しまじめに、この「ある程度」という表現。 これはとても便利で曖昧な難しい言葉です。そして、大体であって絶対ではないということ。 それはコーヒーの抽出にもあてはまります。使用する豆の量、注ぐお湯の量、温度を決めれば、そこから抽出される液体は「ある程度」再現性のある味になります。 そこには、使う水、器具、お湯の注ぎ方、粉の粒度、といったものが影響します。 個人個人の再現性はあったとしても、世界共通の再現性とは言えないということです。 この「ある程度」の部分をどうやってわかりやすく伝えられるかというのが自分の役目だと思って日々あーだこーだと考えています。 先日、初めての人のための抽出セミナー(出張セミナー)に同行して大事なことに気がつきました。 ハンドドリップをするときにつかうはかりが軽量スプーンだけの時、自分はたいした説明ができないと。。。 毎朝ハンドドリップでコーヒーを淹れて飲むとしても、計量スプーンで粉をはかるだけですよね。 そりゃそうだ。あたりまえのことなのに、すっかり見落とすという大失態です。 「毎日のコーヒーに~」なんて言葉をつかっていたのが恥ずかしくなりました。 それを踏まえて考えて、わかりやすく伝えることをこれから体現していきま