美味しいコーヒーのための温度とは。
今回は 11月24日(土)の ニコ生 。。フェイスブックライブセミナー の結果報告です! 〈実験内容〉 コーヒー豆15gに、98℃、90℃、80℃と温度の違うお湯を230g注ぎ、それぞれ濃度・味の違いを比べる。 ・使用豆: グァテマラ・ロズマ農園partida1(パルティーダ・ウノ) シティロースト ・粉の粗さ:ナイスカットミルの目盛り4 中挽き 〈抽出レシピ〉 注湯量 合計量 1湯目 30g 30g 2湯目 60g 90g 3湯目 70g 160g 4湯目 70g 230g ・抽出開始でタイマーをスタートし、1湯目を注ぐ。(蒸らし) ・30秒になったら、2湯目60gを約15秒かけて注ぐ。 ・1分で、3湯目70gを約15秒かけて注ぐ。 ・1分30秒で、4湯目70gを15秒かけて注ぐ。 ・2分15秒で終了。 〈結果〉 温度 98℃ 90℃ 80℃ 濃度 1.62 1.32 1.41 〈それぞれの液体について〉 98℃:とにかく渋い。香りや味以前においしく飲める液体ではない。 90℃:一番濃度が低いが、後味のすっきりとしたキレイな印象。香りもはっきりわかる。 80℃:濃度はあるが、香りも味もうすい。コーヒーの粉に未抽出の良い成分がたくさん残っていそう。 今回は、極端に差をつけた実験だったので、3つを比べると違いがはっきりとわかりました。 「高温になればなるほど抽出効率はよくなる。」「この実験において、90℃の液体が一番バランスが取れている。」これは間違いないですね。 ただ、80℃と90℃の濃度が逆転している部分については、まだ謎が残ります。 実験の不備か、濃度計の不調か、香りや味には影響のない成分なのか。 時間もある程度決めて抽出しましたが、お湯の注ぐ場所、注ぐお湯の勢いの差はあると思います。 ここで一度、濃度計のBrix(ブリックス)という単位を考えてみたいと思います。 ブリックス度: 17.5℃の液体や、